入社試験について、筆記試験と適性検査の違いとは。
■ 転職や中途採用の入社試験にでる試験の種類
入社試験(中途採用試験)にはさまざまな種類の試験があります。筆記試験というのは文字どおり、紙を使って試験を行う形式のことです。試験内容はというと、受けてみないと分かりません。一般常識のみのときもありますし、SPI2という適性検査のときもあります。また、簡単な業界の知識テストと作文の場合もあります。高校入試問題みたいなテストのときもあり、実に志望の会社によりさまざまで、これといった型はありません。
中途採用や再就職の場合には、新卒の大学生の就職試験と異なりその会社の中途採用の入社試験に関する情報収集は、中途採用自体がまれなことも多いので困難なことが想像できます。つまり筆記試験の対策については、これといった筆記試験対策のテンプレートはなく、『このような問題が出題される』と自ら予測を立て望むしかない、すなわち、山を張る方法が一番と思われます。
中途採用や再就職の場合には、新卒の大学生の就職試験と異なりその会社の中途採用の入社試験に関する情報収集は、中途採用自体がまれなことも多いので困難なことが想像できます。つまり筆記試験の対策については、これといった筆記試験対策のテンプレートはなく、『このような問題が出題される』と自ら予測を立て望むしかない、すなわち、山を張る方法が一番と思われます。
■ 入社試験での筆記試験の種類
転職や再就職における筆記試験には次のタイプがあります。
- SPIやCABといった適性検査業者のテストを使用している筆記試験
- 民間業者が作成しているSPIという適性検査やGABといわれる図形を多用した適性検査、ほかにもTG-WEB、SCOA、WEB テスティングサービス、リクルーティングウィザード、WEB-IMR、ツベルクリン検査 などがあります。大企業(上場企業)あるいはその傘下の企業(子会社)の転職(中途採用)はSPIが多いようです。
- SPIに似た企業のオリジナル問題の筆記試験
- 中小企業などではSPIは問題が少し数学に偏っていて難易度が高すぎたり、自社が知りたい応募者の能力(たとえば漢字読み取り・書き取り)能力を確かめるのに適性検査として不十分だったりする場合があります。そのため企業の採用担当者がオリジナルに改良したSPIに似た出題形式の問題が筆記試験として出題されます。
- 企業のオリジナル問題の適性検査の筆記試験
- 企業のオリジナルの適性検査が出題されます。たとえば、タイピングで1分間に何文字タイプできるか、EXCELやWORDで文章を作成してみる問題、あるいは、営業である課題が与えられてどのように問題を解決するか考える問題、簿記で仕分けができるか・損益計算書が作成できるかの問題、あるいはパソコンでホームページを作成できるか、プログラミングをできるか、CADで機械図面が描けるか、カスタマーセンター向けの電話応対ができるかの問題などです。
- 一般常識と時事問題・業界知識・ビジネスマナーを問う筆記試験
- 一般常識と時事問題・業界知識・ビジネスマナーを問う筆記試験です。
- 簡単な筆記試験
- 中学~高校1年くらいのレベルの簡単な国語・数学・一般常識の筆記試験が出題されます。試験時間は10分から20分です。
- 作文/小論文や会社の提供しているサービス/製品のアンケート
- 一般的なテーマの作文や会社が属する業界で話題となっているテーマの作文、応募職種での会社が求める人物像に関する作文/小論文があります。現在会社が事業として提供しているサービス/製品に関してのアンケートや『このようなオプション・機能があればもっとよい』点などが問われることもあります。
■ 適性検査SPIの種類
中途採用試験で適性検査として使用される頻度が高いのがSPIというリクルート作成の試験です。現在は昔のSPIと区別するためにSPI2と2を足すことで旧試験形式と区別しています。ついこの前までは日本語バージョンしかなかったのが英語バージョン、さらには中国語バージョンのテストまであります。試験の会場も異なります。自宅でWebで受験するもの(Webテスティングサービス)、試験会場または会社の事業所内のPC(パソコン)で行うもの(SPI テストセンター)、試験会場または会社の事業所内の机の上で試験する(ペーパーテスト)マークシートに鉛筆の黒丸で塗りつぶす方式のSPIがあります。中小企業ではまだまだこのマークシート方式が使用されています。
SPIでのそれぞれの問題は、すべて同じ問題が出題されるわけではなく、たとえば、パソコンからのWEBテストでは、一人一人問題が異なります。したがって、他の受験生の画面や内容を見てもまったく役に立ちません(すなわち、一人一人違うわけだから過去問というのは存在しない)。
SPIの試験時間と問題数、出題分野もそれぞれ種類があります。学生向けに使用されるSPI2-U、SP2I-H、SPI2-A、SPI2-B、SPI2-R、SPI2-N、SPI2-Xがあり、転職用にはSPI2-Gがあり、それぞれ解答時間と問題集、出題傾向が異なります。
■ SPIの種類と出題分野および傾向
出題分野は言語系問題と非言語系問題に分かれます。
非言語分野 | 数学やデータ読み取り能力が試される問題。推論,論証,集合,順列・組合せ,確率,鶴亀算,損益算,速さ,通過算,仕事算,濃度算,年齢算,2進法、グラフと領域、代金の支払い、n進法,物の流れと比率,ブラックボックス,PERT法,表の読み取りなど。 | 言語分野 | 2語の関係(原料,用途,同列,役割,分類,反対語,同義語、語句の用法、熟語の意味、熟語の成り立ち、ことわざ、慣用句、四字熟語、地名、敬語 、文法)、空欄補充 、文の並べ替え、英語など |
■ 転職試験に出る一般常識の傾向と対策
漢字の書き取り・読み取り、時事問題、文学、歴史、地理、ことわざ・故事成語・四字熟語、同音・同訓異義語など広範囲に渡ります。時間がないときには薄く広く対策をするとよいでしょう。
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